SSブログ

洋梨曲線 Piriform Curve [見て楽しむ三角関数]

Scratchで洋梨のような形の曲線を描きます。

[洋梨曲線]

曲線を描く処理の詳細は初回で説明していますので、そちらを参照してみてください。違う曲線ですが流れは同じです。

まず変数から。

[変数]

今回は半径は使わず、XとYを直接計算します。幅と高さはスライダー表示にして曲線の大きさを変えられるようにしています。

本体はこれまでと同じです。

[本体]

次に準備です。

[準備]

特別むずかしい箇所はないと思います。詳しくは初回の説明を参考にしてください。

次に計算です。

[計算]

式はWolfram MathWorldのものを少し修正しています。式自体を覚える必要はないですよ。図が描ければよし。
\[ x = a\sin(\theta)\\
y=b\cos(\theta)(1+\sin(\theta)) \] ここから洋梨が出てくるなんて不思議ですね。少しだけ説明すると、aは曲線の幅、bは曲線の高さに対応します。θは角度です。数学が得意な人はおやっと思ったかもしれませんが、Scratchのsinやcosはラジアンではなく角度を引数に取ります。

さて、MathWorldではXの式が \[x = a(1+\sin(\theta))\] となっています。違いは「1+」の部分で、これがあると図が描画領域の右半分(Y軸の右側)にだけ描画されます。ここでは描画領域全体を使うように「1+」は取り除いています。

最後の移動はこれまでと同じです。

[移動]


完成版はこちら
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。