SSブログ

半立方放物線 Semicubical Parabola [見て楽しむ三角関数]

Scratch半立方放物線を描きます。

半立方放物線

曲線を描く処理の詳細は初回で説明していますので、そちらを参照してみてください。違う曲線ですが流れは同じです。

まず変数です。これらの変数を使って座標を計算し、曲線を描画します。

変数

sec変数は、三角関数の一種secantを計算した値を保持します。

本体はこうなっています。角度を変化させながら座標を計算し、スプライトを移動させると、曲線が描かれます。

本体

次に準備です。変数の初期設定や開始座標の計算、移動、ペンの設定を行います。角度を-50度から50度まで変化させながら計算、移動するとこの曲線が描けます。

準備

次に計算ブロックです。曲線のX座標とY座標を式から求めています。

計算

この計算ブロックは次の式をScratchで実装したものです。
\[ r = \frac{\tan^2(\theta)\sec(\theta)}{a} \] 式ではaで割っていますが、割り算は逆数の掛け算と同等ですので、計算ブロックの実装では倍率を掛けています。これにより、曲線が描画領域に収まるように拡大されます。

計算ブロックの最初に呼び出しているsecは次のように求められます。

Secant

また、計算ブロックのrは半径です。X座標Y座標は先に計算した半径と与えられた角度から求められます。

移動はいつも通りです。

移動

完成版はこちら
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。