SSブログ

三つ葉 (2) Kiepert Curve [見て楽しむ三角関数]

Scratch三つ葉を描きます。前回とは式が違いますが、同じ曲線になります。本名はKiepert Curveです。

[Kiepert Curve]

曲線を描く処理の詳細は初回で説明していますので、そちらを参照してみてください。違う曲線ですが流れは同じです。

最初に変数です。三乗根は見慣れませんが、後で説明します。

[変数]

本体、初期設定、準備は前回と同じです。今回も二重の繰り返しで多数の三つ葉を描いています。

[本体]

[初期設定]

[準備]

式はこうなっています。rは半径、aは倍率(大きさ)、θは角度です。
\[ r=a\sqrt[3]{cos(3\theta)} \]見慣れない記号が出てきました。平方根の記号に3が付いているのは「三乗根」または「立方根」と呼ばれ、三乗したらその数になる値を表します。たとえば\[ 8=2\times2\times2 \]なので\[\sqrt[3]{8}=2\]つまり8の三乗根は2です。2を3回掛けると8という意味です。この三乗根を計算する関数はScratchには備わっていないので、ブロックを定義して計算します。ネットを検索すると計算方法が出ているので、それをScratchのプログラムに置き換えます。なぜこれで三乗根が計算できるのか不思議ですが、理屈に興味のある人は計算するなりコードを書くなりして検証してみてください。6回繰り返せば十分な結果が得られるようです。

[三乗根]

三乗根のブロックが作れたので残りの計算は単純です。三乗根の引数に\[\cos(3\theta)\]をあたえて半径を計算し、そこから次に移動するX座標とY座標を求めます。

[計算]

移動はいつも通りです。

[移動]

完成版はこちら
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
三つ葉 (1) Trifolium四つ葉 Quadrifolium (1) ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。